社長メッセージ

代表取締役社長 髙松 浩孝

当社は大正6年、1917年に大阪市淀川区の工務店から始まりました。

その後着実に業礎を固め、土地活用を目的とした賃貸マンション建設事業という提案型のユニークなビジネスモデルを確立するにいたりました。それとともに、2000年頃より、「建設業界では他の業界とは異なりM&Aはうまくいかない。」と言われていた中、M&Aにも前向きに取り組み、多彩な特色ある企業を数多く抱える企業集団へと変貌を遂げました。

現在髙松グループは、純粋持株会社である髙松コンストラクショングループを含め、計19社で構成されております。グループの一員となった経緯は各社により様々であり、これまでの髙松グループは各社の固有の歴史、価値観を尊重して比較的緩やかな連携のもとに成長してまいりました。

しかしながら、昨今の激しいビジネス環境の変化や、東日本大震災の復興工事の一巡により建設業界は潮目を迎えています。このような環境下でコロナ後の予測が困難な社会に柔軟に対応し持続的成長を続けていくためには、髙松グループ各社の垣根を越え、関係性を強化し、グループ横断での対話、交流、協力を加速させていかねばなりません。 これまでもグループ会社間での人事交流は小規模に行ってまいりましたが、今後はさらに加速させ取り組んでまいります。人は一つの会社に長くいると、自分の会社のやり方を正しいと思いこみ、思考が凝り固まる傾向にあるものです。他のやり方を知ることで、今まで気がつかなかった業務の効率化が図れる、また、グループ内で知己が増えることは、グループ横断のプロジェクトを進める際にもスムーズに事が運び、結果としてシナジー効果が発揮できます。 生産性向上の取組に関しても、今後はDXへの取組が不可欠になり、特にBIM・CIMについては髙松グループ各社共同で導入を推進していく所存です。一方、髙松グループだけでの取り組みには限界があり、同業他社との共通のプラットフォームの確立にも尽力してまいります。

私はこの変化の時代に、髙松グループとしてOneチームになるべく、グループ全体に横串を刺していかねばならないと考えております。 髙松グループとしての共通の理念、それは「浮利を追わないこと」「お客様を幸せにすること」「誠実に対応すること」といった、いわばプリミティブなものです。今までと変わらず、髙松グループ各社の歴史や企業文化、価値観を尊重しつつも、髙松グループとしての共通の理念を社員一人一人に浸透させグループシナジーの発揮を追求していくことは、私自身に与えられた役割と捉えております。

継続と変化、髙松グループ各社との遠心力と求心力のバランスを取りながら、ステークホルダーの皆様から末永く高い信頼を得られる企業集団へと進化すべく、経営に取り組んでまいります。

代表取締役社長 髙松 浩孝

Page TOP

本サイトは、快適にご利用いただくためにクッキー(Cookie)を使用しております。
Cookieの使用に同意いただける場合は「同意する」ボタンを押してください。
なお本サイトのCookie使用については、「個人情報保護方針」をご覧ください。