PROJECT「髙松コンストラクショングループ 東京本社ビル」新築工事プロジェクト

01ABOUT建物概要

築50年を超えていた港区芝の東京本社が、省エネルギー性に優れ、最新技術の詰まった現代の新「髙松コンストラクショングループ 東京本社ビル」に生まれ変わります。

髙松コンストラクショングループ 東京本社ビル
所在地 東京都港区芝4丁目8番2号
敷地面積 1,529.71 ㎡
延床面積 16,488.64 ㎡(4,987 坪)
階数 地上18階、地下1階
構造 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
着工 2020年9月
竣工 2023年5月
施工 青木あすなろ・髙松特定建設工事共同企業体
主な環境認証等 CASBEE Aランクを取得済(2023年10月16日付け)

02DESIGNデザイン

「髙松コンストラクショングループ 東京本社ビル」
新築工事プロジェクトタイムラプス動画

03HISTORYこれまでの歩み

大正6年、1917年に大阪市淀川区の工務店から始まった当社は、今日まで事業分野を着実に広げてまいりました。
2017年に創業100年を迎え、次の未来に向けた取り組みとして、2020年に新「髙松コンストラクショングループ 東京本社ビル」の建設を開始しました。

2012年~2022年

04TECHNOLOGY技術

1油圧式ダンパー

地震時の建物揺れのエネルギーを、油の流体抵抗によって吸収し、建物の揺れを効率よく抑える油圧式制振装置です。

2レンズダンパー

板材両面に、凹面型のレンズ状の加工を施した鋼材系制振装置です。板材は、普通鋼に比べて伸び性能に優れた低降伏点鋼材(LY材)を用いて変形性能を高めており、地震で生じる建物への被害を効率的に抑えることが可能です。

3摩擦ダンパー

地震時の建物揺れのエネルギーを、摩擦による熱エネルギーに変換することで、建物の揺れを効率よく抑える摩擦式制振装置です。

4CFT

コンクリート充填鋼管工法のこと。柱鋼管の中にコンクリートを充填させることで、鋼管とコンクリートの相互拘束効果が期待でき、S造とRC造の長所を兼ね備えた構造です。新東京本社ビルでは、特に応力が大きい8階以下の部分にCFTを採用しています。

5グラウンドアンカー

新東京本社ビルは直接基礎を設計されており、既存建物地下躯体の外周壁、耐圧盤を残して、その内側に基礎、地下構造を納めています。また塔状比(建物幅と高さの比)が高いため、建物の転倒浮上り防止策として、地中深くアンカーを埋め込んで緊結、安定させるグラウンドアンカーを採用しています。

6カーテンウォール(Closed Cavity Facade)

外側の高透過合わせガラスと、内側のLow-e複層ガラスのダブルスキン構造のカーテンウォールで、日本初の採用となります。
ガラス間に空気を充填することにより高い断熱性能及び遮音性能を確保し、電動ブラインドも内蔵しています。
高い機能性とともに通常のダブルスキンと比べてコンパクトな設計となっています。フレームが非常にスリムでガラスが際立つ特徴があります。

7耐震天井(AA-TEC工法)

高さ6mを超える特定天井と呼ばれる部分には、地震時の揺れを抑え、天井落下防止を目的とした耐震天井が使われています。天井下地の主要部材に角パイプ部材を用いることで、最大水平震度2.2Gに対応する耐震強度を確保しています。

8DALIシステム(Digital Addressable Lighting Interface)

国際標準規格の照明制御通信方式のことで、異なる照明器具メーカーの製品間の他空調、入退館などとの間で双方向通信ができ、照明のグルーピングなど、フレキシブルに変更、調整が可能となります。

05ENVIRONMENT環境

新「髙松コンストラクショングループ 東京本社ビル」は、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)という、建築物の環境性能を評価し格付けする手法で、評価認証Aを取得しています。
未来を見据え、SDGsと密接につながる環境配慮型のビルを建設しています。

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