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活動実績・事例

社会的に意義のある企業グループの形成
   文化財の保存・保護関連事業

髙松コンストラクショングループはM&Aを通じて大きく成長を遂げた数少ない日本の建設会社の一社と自負しています。 私たち髙松コンストラクショングループは、21社から成り立つ企業集団ですが、その中で、M&Aを通じてグループ入りした社会的意義のあるグループ企業があります。その中の一グループは、金剛組、中村社寺、島田組で、日本の文化財の保護・発展に非常にユニークな形で貢献している会社です。


世界最古の企業 株式会社金剛組

一般非公開の手斧始め式の様子
一般非公開の手斧(チョンナ)始め式の様子

当社グループに2005年にグループ入りした金剛組は、世界最古の会社と言われています。金剛組は聖徳太子により建立された四天王寺をお守りする正大工として、金剛重光が578年に初代当主となって以来、1440年を超える社歴を誇る社寺建築の会社です。金剛組はその長い歴史を通じ、一貫して社寺建築に携わってきました。


社寺建築は、中国・朝鮮から伝来した技術を源にしてはいますが、その後の長い歴史の中で、日本が世界に誇ることができる伝統技術・文化として維持し発展してきました。その根幹に当たる部分を長年担ってきたのが社寺建築組織であり、金剛組は社寺建築組織の中でも際立った歴史の長さと豊かなノウハウを誇る組織です。金剛組が長年にわたって維持してきた社寺建築のノウハウは、「宮大工制度」にその根幹が存在します。宮大工とは、神社仏閣の建築や補修に携わる大工を指し、その宮大工制度のもとに、脈々と受け継がれてきたノウハウが、社寺建築のノウハウ、「匠の技術」です。


金剛組にて長年にわたって引き継がれてきたノウハウは、組織や技術だけではありません。様々なユニークな行事や文化的イベントが、金剛組とともに歩んできました。その一つが「手斧(チョンナ)始め」です。''チョンナ''とは手斧のことで、「手斧(チョンナ)始め」は、大工職人のその年の仕事始めの儀式にあたります。手斧(チョンナ)始めに出仕させていただくことは宮大工にとっては大変な名誉であり、金剛家代々の当主はいまもなお四天王寺の正大工職として、この年に一度の晴れ舞台を勤めさせていただいております。


一方、これらの日本文化への貢献やユニークな組織を持つ金剛組は、その長い歴史の中で、戦争や天災、経営危機などにより、幾度も断絶の危機に見舞われ、それを乗り越えてまいりました。その金剛組最大の断絶の危機の一つは2005年でした。従来の本業とは異なる鉄筋コンクリート建築に踏み込んだ結果、経営危機に陥り、「もはや、自力再建は不可能」と弁護士からも告げられる絶望的な状況の中、金剛組の経営危機を知った当時の高松建設の髙松孝育会長は、「金剛組を潰したら、大阪の恥や!」と、すぐに動き出ました。その一方、「上場企業として株主に納得してもらえない金を出すことはできない。金剛組はこれからも存続に足る会社なのか否か。すぐに確認してほしい。」との冷静な視点も維持しつつ、経営支援を決定し、最終的に金剛組が当社グループ入りをするに至りました。


創業天禄元年(西暦970年) 株式会社中村社寺

永保寺 庫裡
永保寺 庫裡

当社グループに2007年にグループ入りした中村社寺も、1,100年を超える歴史を誇る社寺建築の会社で、世界で8番目に古い会社と言われています。中村社寺は、970年に社寺造営のため、初代当主が京都より招かれ創業して以来、社寺建築のエキスパート集団として日本伝統建築の「技」と「心」の修養と伝承に務めてまいりました。金剛組同様、中村社寺も長い歴史だけでなく、愛知県の社寺建築においてはトップシェアを誇る優れた実績と技術を持つ社寺建築会社として、当社グループの一角を担っております。


埋蔵文化財発掘大手 株式会社島田組

埋蔵文化財の発掘調査
埋蔵文化財の発掘調査

当社グループに2012年にグループ入りした島田組は、埋蔵文化財の発掘調査、分析、保存移築および史跡整備を生業とする会社で、この分野では日本の民間企業の中ではトップシェアを誇ります。古代生活していた人々の、活動や文化を知る手がかりとなる埋蔵文化財は、「文化財保護法」によって保存や調査方法等が定められており、 たとえ自分の土地であったとしても発掘を勝手に出来ないため、島田組のような専門の企業の出番となります。


島田組では定期的に「現地説明会」を開催し、 発掘された遺跡は、埋蔵文化財の重要性や地域の文化を知るための機会として情報公開しております。 説明会では見つかった遺物も展示し、多くの歴史考古学ファンや地域住民の皆様が集まり、調査担当者の解説に熱心に耳を傾ける場となっております。

茨城県つくば市主催「つくばちびっこ博士2018」参加  青木あすなろ建設株式会社

説明を聞く子どもたち
説明を聞く子どもたち

2018年8月7日、青木あすなろ建設が茨城県つくば市に所有しているTCG技術研究所を公開し、小中学生100人を招いてイベントを行いました。イベントでは、ものづくりの楽しさや不思議さを直接「見て」「触って」体験することをテーマに、「速乾セメントによるペン立てづくり」「コンクリート圧縮試験見学」「水陸両用ブルドーザーの模型ラジコン操作」を実施しました。

親子向け「夏休み Kids 工作体験」  髙松建設株式会社

夏休みの1日を使って、髙松建設DIY ROOMにて親子向け「夏休み Kids 工作体験」を開催しております。2017年は、大阪は8月19日に、東京は7月22日に開催いたしました。
イス、本立て、木のおもちゃなど、専門スタッフのサポートのもと、釘打ちから仕上げの色塗りまでを体験でき、次の時代を担う子供たちに、モノづくりの楽しさを伝える機会となっております。

災害復興支援 義捐金の交付 青木あすなろ建設グループ

2018年10月、青木あすなろ建設グループ7社(青木あすなろ建設、東興ジオテック、青木マリーン、あすなろ道路、エムズ、新潟みらい建設、島田組)は、2018年7月豪雨で甚大な被害を受けた、広島県、岡山県、広島市、呉市、東広島市の5つの自治体に対して、また、みらい建設工業も広島県と岡山県の2つの自治体に対して、直接訪問のうえ、義捐金を贈呈しました。上記グループ会社役職員と協力会社から募った義捐金は総額1,070万円になりました。

生物多様性に配慮した緑化  東興ジオテック株式会社

「生物多様性に配慮した在来種による自然回復緑化」の実現に向け、1995年以来、自社で在来種子を採取、貯蔵し、法面緑化工事で活用する傾斜地の環境緑化事業を展開しています。これからの時代の法面・斜面の緑化では、外来種を用いない在来種による自然回復緑化が求められており、多様なニーズに対応できる緑化工法メニューを取り揃えて、国土の緑化に貢献してまいります。


【東興ジオテックによる緑化工法事例】

●エコストライプ工法(非面的吹付緑化工)

エコストライプ工法
エコストライプ工法

植物を計画的に導入できる播種工(はしゅこう:種子から導入する工法)と、飛来種子で緑化する「自然侵入促進工」を組み合わせた工法です。法面を帯状に緑化して、周辺から植物が自然侵入できる空間を人為的に作ることにより、周辺植生による植生回復を促進するとともにコストを削減できます。

●レミフォレスト工法(自然侵入促進工)

レミフォレスト工法
レミフォレスト工法

飛来種子を捕捉して緑化する自然侵入促進工法です。吹き付けた「高耐久性基盤」の上に立体構造の種子定着促進ネット「シードキャッチャー」を張り付けすることにより、地山とシードキャッチャーを密着できるので、凹凸のある岩質法面でも法面防災と速やかな自然回復の両立が実現します。

●リサイクルアースグリーン工法(資源循環型緑化工)

リサイクルアースグリーン工法
リサイクルアースグリーン工法

掘削土や崩壊土砂などの「発生土」を主材料として活用する資源循環型緑化工法です。現地の土砂資源を循環活用することにより、土砂運搬や工場生産される緑化資材の使用量を抑制し、緑化工事で発生するCO₂排出量の低減にも貢献します。急速緑化から在来種による自然回復緑化まで広く適用できます。

【研究開発施設】

●日本樹木種子研究所

在来種子の調達、独自開発した「早期発芽力検定法」による種子の品質検査、品質証明書の発行、種子貯蔵関連技術の開発を行なっています。

日本樹木種子研究所
日本樹木種子研究所
早期発芽力検定法による追跡調査
早期発芽力検定法による追跡調査

●種子貯蔵・計量袋詰施設(RSセンター)

独自開発技術を用いた在来種子の中長期貯蔵と、種子の計量袋詰・出荷を行なっています。

種子貯蔵施設
種子貯蔵施設
種子計量袋詰装置
種子計量袋詰装置

絶滅危惧種の保護・配慮  みらい建設工業株式会社

絶滅危惧種「ハクセンシオマネキ」を発見・保護
絶滅危惧種「ハクセンシオマネキ」を発見・保護

三重県四日市湊霞ヶ浦北ふ頭工事区域において発見された絶滅危惧種の「ハクセンシオマネキ」の引越しを行いました。
ハクセンシオマネキ(十脚目スナガニ科)は、主に河口域の塩性湿地や干潟に生息していますが、大規模な港湾改修、護岸工事、埋め立てにより、生息地が消失しているため、環境省レッドリスト(2012年)、三重県レッドリスト(2014 年)において「絶滅危惧Ⅱ類」に指定されています。
2014年7月中旬、地元住民よりハクセンシオマネキが朝明川河口部左岸部で生息している、との情報があったため、分布状況の調査を実施するとともに、工事による影響及び保全対策について検討を行いました。
調査の結果、確認個体数は56個体(♂40個体、♀16個体)そのうち33個体が工事による直接的な影響(施工範囲と重複)を受けると予測されたため、施工区域外地に移植することを決定いたしました。